五芸祭終わり。

五芸祭でした。
楽しかった。
マエストロにいろいろお褒めいただいて嬉しかった。
私にとって5/24は一つのタスクに過ぎないと思っていたら全然そんなことはなかったぜ。

自分のこと。
マエストロにスコアを貸していただいて、ショスタコとストラヴィンスキーのリハを見学した。
マエストロは火の鳥のことを「完璧なオーケストレーション」とおっしゃったけど、私には多分いつまで経ってもここまで届く気がしなくて、とても悔しい。そりゃ、地道に勉強すればちょっとは上達すると思う。でも、多分、歌のように上手くは書けない。(歌を本当に上手く書けるかどうかは置いといて)

そんで、本番はアンコールの待機のために客席の外で座って聴いてたのだけど、何だかとても不思議な気分だった。ずごごごごって感じだった。
あの感じが何者なのか、まだよくわからない。ただ、多分リハから見ていたから感じたことなのだろうと思う。
私はやっぱり、演奏会に赴いて曲を聴くことはあまり得意でなくて、演奏に参加したりリハに付き合ったりとかそういうことから血肉を得ていくタイプなのだろうなと思う。まあ、そりゃあ誰でもただ聴くだけよりはリハに参加する方が勉強になるだろうけど、さしあたり自分に関してはとてもそう感じる。
だから今回、マエストロに誘っていただけたのはとても幸運だった。結果的にこのずごごごごって感じを体験できることになったわけだから。

今回マエストロのリハを見学して、また本番を聴いて、あとマエストロといろいろお話しして、感じたこと。
今まで私は、指揮はしたいけど指揮者になりたいわけではないし、もっと言うなら指導はしたいけど指揮をしたいわけではない、と思っていた。つまり、指導するのは楽しいけど、棒を振ることには大して魅力を感じていなかった。
しかし、今回の舞台があって、ひょっとして指揮をするのって楽しいのじゃないかと思えるようになってきた。
棒の動き、腕の動き、指の動きで、言葉に出さなくても音が変わる。私がもっと耳を鍛えて、棒を特訓したら、そういう経験ができるのかもしれない。
それは、指導するだけではなく、指揮を振らないとわからない。
その経験に近づいてみるのも、一つの道なのかもしれない。
どうなるかわからんけど。

もう一つ感じたことがある。
私の本能的な欲求として、他人に認められたいというのがあり、そのために音楽の世界にいるというか、あえて言うならそのために音楽を利用しているという姿勢でいる。
けれども今回の舞台で、ひょっとして音楽を作り上げる(今回は作曲で感じたのではなく指揮ね)上で自分なんてどうでもよくて、ただ音楽それ自体が重要なのではないかと感じた。
自分という人間のために音楽を利用するのがおこがましいような気がした。
もっと言うなら音楽を○○に利用すること自体、今の私には何か違うように思えた。
音楽に携わる・演奏するというのが、音楽というクラウドにアクセスしてそれをダウンロードするということに似ていると思った。
いや、音楽の神にアクセスしてその力を借りると言った方が近いのかな。
おんがく・むじかほど身近な存在でない、もっと大きな存在を感じた。
音楽の前には、自分なんて糞ほどの価値もない。
自分の人生をよりよいものにするために音楽を利用するのではなく、その逆で、音楽をよりよいものにするために自分を利用する。
道具は音楽ではなく自分の方だ。
と、思った。
宗教的だけど、音楽を神に捧げるのではなく、音楽の神に自分を捧げるような感覚があって、キリスト教の音楽の考え方とは違うのかも。唯一神やイエスキリストは、私にとってはどうでもいい。音楽の神というのはどちらかというと多神教的で、けれども私にとっては音楽と音楽の神は同一のもので、そのために自分がいるという感覚。
そしてそれは、多分、おんがく・むじかとも同一のもの。

この感覚がずっと続くかどうかわからないので、とりあえず「おんがく・むじか」タグを付けて残しておこう。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 合唱 指揮 おんがく・むじか 演奏会

2014-05-26 : 県芸 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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まつい

Author:まつい

フリーで作曲・指揮をしております。
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愛知県立芸術大学音楽学部音楽科作曲専攻卒業
四日市市民オペラ「椿姫」副指揮者
三河市民オペラ「トゥーランドット」副指揮者
オペラ工房元副指揮者
名古屋音楽学校作曲科元受講生
混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ28期OV
(名古屋大学文学部人文学科日本史学専攻近世史研究室卒業)
長良高校コーラス部平成14年度卒業生

カウンタ

since 2009/01/01

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