遅まきながら、ですが

水曜日は「打打打打のとき」でした。
打楽器すごい! 迫力あるだけじゃなく、繊細さも持ち合わせていて、もっといっぱい使いたいなあ! と思わせられた。
1年生の真ん中の子の音楽性がやばい。スウィートなdecresc.。(もちろんそれだけじゃないけど)
打楽器って、パフォーマンスに近いんだなあと改めて感じることとなった。


昨日は稽古。
久田さんの合わせを見る。わしあんな風に進められんで……と思いながら見ていた。
そして、覚悟を決めねばなあ。
来年の副指揮、見つかるかなあ。

ぐっぴから、今年はグランツェが名合祭に出ないという話を聞きつける。
こうして傲慢な団体になっていくのだね……。


明日はよーこさんの結婚式に行って、その後ハモたま。
頑張ります!(仕事を)
スポンサーサイト

tag : オペラ 打楽器

2011-06-03 : 芸オペ(オペ工) : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop

集中講義終わり。

面白かったぁぁぁ!
ふと思ったんだけど、音楽の受け手とか政府・幕府の動きとか含めて教えてもらったのが日本史の授業的で、だから私にぴったりだったのかもしれない。
西洋音史は譜面見て音楽聴くことの方が多いからね。体系的に……とか政治的に……とかそういう研究はあまり紹介されないね。


昨日の続き。

・能・狂言
実際に映像を見てみたらとても面白かった!
印象的だったのは能面。役者さんは面をかぶってもあごが出てしまうのですが、それにも実は象徴的な理由があって、能では、役になりきるのではなく役者自身の自我も大切だという考え方をしているらしい。
なんかね、それが、私が目指す音楽にすごく似ているのよね。私も、作詩者は詩に自我を出し、作曲者は曲に自我を出し、演奏家は演奏に自我を出し、指揮者は総合的に自我を出す、それを統合したものがひとつの演奏になると思っているのよ。つまり、1つの曲を演奏するときにはまず詩について調べ、作詩者の自我(まつい的には価値観とか考え方とか感覚ってことになるんだけど)を学ぶじゃんね。作曲者も同様で、要するにその作曲者がどのような人間でどのような考え方を持つかというのがとても重要だと思っている。で、それだけではなく、演奏家は自分たち自身のことももっと知らねばならない。指揮者がどのような価値観を持っているのか、演奏家はそれぞれどんなポリシーで、スタイルで演奏するのか、もっと言うと演奏家はそれぞれどのような環境で育ってきて、それがどのように現在の価値観に影響を及ぼしているのか……そこまで本当は自覚した方がいいと思うのよね。
まあ、これは私の理想であるけど、「なりきるのではなく中の人の自我も必要」というのがなんだかぐっときた。

・三味線・箏
いろんな流派がありすぎてわけわかめ(^ω^;)
日本音楽全体に言えることなんだけど、流派がめちゃめちゃ多いのよね。で、1つの流派は他の流派に干渉しない。
この原因として、
・特に三味線は幕府の保護がないため、民間で頑張らなければならない
・譜面の有無
・学校の有無
が挙げられると思う。
結局、「広く演奏家を募る」「誰でも演奏できる」というのが難しかったのが日本音楽界なんだろうな。
学校がなければ一般人は通えず、学べず、狭いコミュニティの中で受け継がれることになる。
楽譜がなければ、誰でもその曲を演奏するということが不可能。先生について学んで、経験で覚えるしかない。
幕府や政府が音楽行政というものをしなければ、日本音楽全体を体系立ててルールを作ることもできない。

あ! あと、音楽を担う芸能民は賤業だった、という意識もあるかも。
今でもあるよね。私とか商売は賤業だと未だに思ってるし。
そんな賤業に入ってしまって家族は悲しんでいるかな……ま、いいか。おばあちゃんもピアノやってみたかったって言ってたし。

とまれ、結論として、日本では音楽がそれほど重要視されていなかったんじゃないだろうか、と思う。

でも、こういうものすごい枝分かれしたシステム、私は嫌いじゃない。
プライドが高いんだな、とか、家を守りたいんだな、とか、広く演奏家を増やしたいなんて微塵も思わないんだな、とか、そういう感覚。
限られた人々だけで演奏するならレベルが上がる。広く人を集めるのならレベルが下がる。このジレンマで、日本音楽界は前者を選んだ、ということなのだろうな。

以上のつぶやきはソースなどなにもないつぶやきです。信用しないでください。
でも、こういうのを日本史的な観点で調べると面白いかも。史料あるかな(今回の授業では短いだけあって史料が少なかったのだ)。


要するに私は、日本人でなければ持てない=西洋人にはない、感覚、考え方、価値観、を、日本の(西洋)音楽のアイデンティティとして求めているんだろうなあ。
だってさ、西洋音楽ってさ、西洋人がやりゃあいいじゃん。日本人がやってもうまく歌えないし、楽器も湿度が高くてよくないしさ、なんでそこまでして日本人は西洋音楽をやりたがるの? という、その問いの答えをずっと探しているのです。そして今回、その答えが少しだけわかったような気がする。日本人独特の感覚、考え方、これらを踏まえた上で西洋音楽に接すると、西洋人が作る西洋音楽とは全く違う音楽ができあがってくるのではないかと思う。
なんだか、?→!とかめちゃめちゃ楽しみ。どんなふうに運営していこうか、ってね。どんな風に音楽と接していこうか、ってね。


さて、私自身は、日本音楽とどう接していこうか。西洋音楽を作曲する人間として。
上記の心構えとか感覚を忘れない、というのはもちろんなんですが、具体的には、
さしあたり明治以降の短歌・俳句に曲を付けることを始めてみようかな。
やっぱ、日本人にとっての歌って、短歌俳句だと思うし。明治以降を選ぶことによって、日本音階を使わずに済むし。(今はまだ手を出したくない、日本音階は。もちっと作曲を勉強してから)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 器楽 声楽 宗教 弦楽器 弾き歌い 打楽器 日本音楽 管楽器 音楽史

2010-09-16 : 県芸 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop

お久しぶりです。

ずいぶん間が空いてしまった。それは完成後鬱に入っていたからですが。
でもそれは2?3日で回復した。その後ずっと書かなかったのはただのおさぼりです。(多分。)


月曜日から集中講義が始まっています!
日本音楽史なんですが、これがめっちゃんこ面白い。
いや、私という受け手にとって面白いだけで、普遍的に誰が聞いても面白いわけじゃないと思いますが。
とにかく、この授業には「なぜ日本人が(西洋)音楽をやるのか」という私の今のところの命題を解くカギを与えてもらいたい、と思っていたのですが、それは相当のレベルで成されているというか。
日本の音楽って、あんまりイメージ湧かなかったのだけれど、体系立てて説明して頂けてとてもわかりやすいんです。
日本人にとって、音楽とはこういう存在なのだ! ということまでなんだかわかってくる感じ。
復習がてらメモ。


・雅楽
雅楽は神道系の儀式の音楽だとか。宮中で演奏されたようです。とはいえ神社のみならずお寺にも楽所(がくそ)があり、神仏混淆を伺わせます。
神代と言えそうな古代からもあったらしいですが、唐や新羅・百済、渤海や東南アジアなどから飛鳥・奈良時代に伝わってきた輸入音楽も多い。その後、平安時代に「越天楽(えてんらく)」など国産の雅楽曲が作曲されたりして、国風にと変わっていきました。

雅楽でとても日本的な美意識に基づいていると先生がおっしゃったものに、「残楽(のこりがく)」というのがある。
儀式儀礼で使われる音楽だから、卒業式の入退場の音楽みたいに(うちの高校だけか?)何度もリピートされるのよね。ところが、リピートし続けてると音楽って必ず飽きが来る。これは西洋にもある発想だよね。
じゃあどうするのかというと、2回目・3回目以降は、音を抜いてしまう。一部分だけ抜いてしまうと音楽として変化が付けられますよね。回数を重ねるごとに抜く場所を変えたりして。
それじゃ音楽として成立しないじゃんって? そんなことはないんです。音は鳴っていなくても、聴衆の頭の中では「あ、今抜けた音はこれだな」とわかる。だってリピートしてもう覚えちゃってるだろうから。だから頭の中ではちゃんと元の通り音楽が鳴っているのです。
この、音楽の受け手のエネルギーを利用するのが日本的、らしい。

だけど一番びっくりしたのは、それらの音楽は既に中国や朝鮮半島には残っていないらしいということ(ベトナムは調べてないからわかんないと言ってみえましたが)。オリジナルは既になく、いわばコピーが文化研究の対象になっているということです。
音楽とあんまり関係ないけど、外国はめまぐるしく王朝が変わったり領土が変わったりしたけど、やはり日本は日本という1つの国であり続けたおかげで、音楽がこうして残っているんだろうなあと思った。じゃなきゃ雅楽なんてとっくに滅びてるよ。


・声明
実は、日本の音楽は声楽中心。声楽でないものは、雅楽の外来のものと、尺八など物理的に歌えないものだけで、ほとんどは声楽も伴うそうです。
その中で、声明は仏教音楽として大陸から伝わってきました。いつ伝わってきたのかな、、、仏教と一緒なら飛鳥時代かな。
声明とは、お経などを唱えるその声そのもののことを言うらしい。とするとあれです、仏教の方にとってみれば、いつもの法事やお葬式で唱えられるあのお経の声が声明なのです。
そう考えると、日本人の歌ってのは声明なのか? それは一つ仮の答えとして存在しうる。
(まあそれを言い出したら歌といえば短歌ですけど)

・尺八
めちゃ感動した単元。
もとは仏教音楽として、宗教的に禅の境地を体現するために演奏されていたものですが、
江戸時代になって世俗化が進み、三味線や箏などとコラボしたり、各地の民謡を参考にしたりされたそう。
でも江戸でも宗教音楽としての尺八楽は残っていて、それがすごく感動した。
自然界のありのままの情景を演奏する尺八。だから、楽器も竹を切って穴を開けただけのもので、音もかすれたりナチュラルで不思議な音がする。
それは、和声学を意識して、正しいピッチと均一な音で鳴らせることを重視する、人工的な西洋の楽器とはひと味違う。
そこの意識の差、西洋においては音楽は数学的だけど、日本においては音楽は自然的である、それがまた、私の中に一つの結論として刻みつけられた。
CD買おう。

・琵琶
雅楽にも琵琶は使われますが、それとは別に宗教音楽にも琵琶が使われます。
あれです、平家琵琶とかそういう類。
時代が江戸まで下ると薩摩琵琶、筑前琵琶が出てきて、語り口もとても変化。
さっきもちらっと触れましたが、琵琶だけで演奏するのは雅楽の外来のもので、それ以外の琵琶使いの人々は歌も同時に歌います。
これらは、「日本人は言葉を大切にする」ということから来ているのだそう。「言霊」ってありますよね。あれを信仰しているからこそ、日本音楽は声楽がメインなんだろうなと思いました。
おら、ちょっと勇気が出てきたぞ。


能・狂言は明日。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 日本音楽 声楽 器楽 宗教 弦楽器 打楽器 管楽器 音楽史

2010-09-15 : 県芸 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop

打・打・打・打のとき 2nd

(これで題名正しいよな?)

県芸の打楽器試演会に行って来ました。
3,4,院生の先輩方の打楽器曲がたくさん初演! とても聴き応えがありました。

一番衝撃的だったのは清水さんかなあ。
客が演奏者を取り囲むように聴くってのもさりながら、打鍵のタイミングが全員違うという発想がものすごい。
しかも適当に違うのではなく、緻密に違う。
三輪なんとか先生という方が昔名大で授業されてたんですが、その「ランドマイズ」を利用した音楽を思い出しました。

他の皆さんも、それぞれがいろんなアイデアでとっても面白かったです。ドラム缶とか。
人の初演を見ると自分も書きたくなるね。
指揮者や演奏家じゃ感じられないものを感じてみたい、そういう気持ち。
(が……私の場合、あそこがだめだった、ここがだめだった、しか感じなかったりして。自信のない人間なのよね)


再来週からオケレパ(例の弦パートピアノ弾き係)引き受けます。
でもちょうど6月14の1曲目提出締め切りにかぶっている気がしてきた。これは……。
ま、でも、いいや。

テーマ : 作曲
ジャンル : 音楽

tag : 打楽器 作曲

2010-05-14 : 県芸 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
ホーム

スペック

まつい

Author:まつい

フリーで作曲・指揮をしております。
ベルソンピアノコンクール演奏会編曲家
 >>facebook

□■ 初演・再演情報 ■□
 16/01/15new
□■演奏会情報■□
 16/04/01new
□■ お仕事募集中!■□
□■ 教えられます ■□


↓むかし↓
愛知県立芸術大学音楽学部音楽科作曲専攻卒業
四日市市民オペラ「椿姫」副指揮者
三河市民オペラ「トゥーランドット」副指揮者
オペラ工房元副指揮者
名古屋音楽学校作曲科元受講生
混声合唱団名古屋大学コール・グランツェ28期OV
(名古屋大学文学部人文学科日本史学専攻近世史研究室卒業)
長良高校コーラス部平成14年度卒業生

カウンタ

since 2009/01/01

ブログランキング

こいつ、できる…! と思われた方、↑クリックよろしくお願いします。

タグクラウドとサーチ

打楽器
編曲 ベートーヴェン コンクール オーケストラ 合唱 クラリネット アニメ 作曲 宗教 ミュージカル ネタ 弦楽器 指揮 ジャズ 演奏会 オペラ 初演 おんがく・むじか 病気・健康 旅行 俳句 短歌・俳句 カラヤン ビゼー プッチーニ 声楽 歌曲 フーガ 仕事 ソルフェージュ 対位法 和声 楽典 木管楽器 写真 金管楽器 電子音楽 ToDo 自作品 近藤先生レッスン 漫画 現代音楽 青少年音楽入門 バーンスタイン 絶対音楽 料理 日本音楽 管楽器 洋楽 自作作品 副指揮 レシピ 日本史 政治経済 ストコフスキー 音源 バッハ オーケストレーション 買い物 楽譜 オケストレーション ヒナステラ EL&P 世界史 尺八 吹奏楽 ポルナレフ 木下牧子 チンクエッティ クイーン フーファイターズ レッドホットチリペッパーズ レディオヘッド 音楽学 音楽史 ドイツ語 パナムジカ メンデルスゾーン サックス シュワントナー ディーリアス 岐阜 ホヴァネス ピアノ オッフェンバック ブルックナー ラフマニノフ バルトーク ラッヘンマン 作品 オーディオ 弦楽四重奏 教職 ラヴェル 譜面 ブルッフ シベリウス パガニーニ サン・サーンス チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 教育 アンダーソン デザイン 日本語 ガーシュイン ブーレーズ 打楽器 日本音楽コンクール イベール 外国語 ドヴォルザーク 指導法

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QRコード